第2種講習(共通科目)[個人サンプリング法に係るものを除く]

講習は3日間行われます。
1日目と2日目は講義が、3日目は実習と修了試験(筆記と実技)が行われます。

昭和56年6月9日付け基発第342号通達で定められている講習・実習内容は以下のとおりです

講義または実習内容
1日目 1 「有害因子と健康障害」
  1. 有害因子の健康に与える影響
  2. 有害物の取扱いから健康への影響発現に至る経路について
2 「有害物の体内侵入の形態」
  1. 呼吸器を介しての侵入
  2. 消化器を介しての侵入
  3. 皮膚を介しての進入の形態について
3 「有害物の量に関する指標」
  1. ばく露限界(量‐反応、量‐影響関係及び許容濃度)
  2. 生物学的限界値
  3. 管理濃度
  4. 種々の評価基準の位置付けについて
4 「作業環境管理の進め方」
  1. 労働衛生管理における環境管理と健康管理の関係
  2. 作業環境測定の結果に対する評価基準
  3. 作業環境改善の原則
  4. 作業環境改善の工学的対策について
2日目 1 「作業環境測定の目的」
  1. 作業環境測定の位置付け
  2. 作業環境測定の目的について
2 「デザインの方法」
  1. 測定対象物質の決定
  2. 単位作業場所の設定
  3. 測定点の設定方法(A測定及びB測定)
  4. 測定実施日の選定
  5. 測定時間等の設定
  6. サンプリング時間の設定について
  7. 測定値の整理
  8. 測定結果の検討
  9. 評価のための計算の手順について
3日目 1 「サンプリングの方法」

鉱物性粉じん、特定化学物質等、鉛及び有機溶剤の捕集方法及び捕集した試料の管理方法について

2 「簡易測定機器とその取扱い」
  1. 相対濃度指示法
  2. 検知管法の原理及び取扱い方法について

第2種講習(共通科目)[個人サンプリング法に係るものに限る]

講習は2日間行われます。
1日目は講義のみ、2日目は講義、実習および修了試験(筆記試験のみ)が行われます。

令和2年1月27日付け基発0127第12号通達 [150KB]で定められている講習・実習内容は以下のとおりです

講義または実習内容
1日目 1 「作業環境測定の目的」
  1. 作業環境測定における個人サンプリング法によるものの位置付け
  2. 作業環境測定における個人サンプリング法によるものの目的について
2 「個人サンプリング法に係るデザインの方法」
  1. 測定対象物質の決定
  2. 単位作業場所の設定
  3. 測定対象者の設定方法(C測定及びD測定)
  4. 測定実施日の選定
  5. 測定時間帯の設定
  6. サンプリング時間の設定について
  7. 測定値の整理
  8. 測定結果の検討
  9. 評価のための計算の手順について
3 「関係法令(※講習時間が8時間の場合は除く)」
  1. 個人サンプリング法に関係する労働安全衛生法とその関係政省令・告示
  2. 作業環境測定法とその関係政省令・告示について
2日目 1 「個人サンプリング法に係るサンプリングの方法」
  1. 低管理濃度特定化学物質、鉛及び有機溶剤)の採取方法及び採取した試料の管理方法について
  2. 試料採取機器(個人サンプラー)を取り扱い
  3. 採取した試料の分析方法の概要及び定量下限について
  4. 個人サンプリング法に使用可能な簡易測定機器(検知管方式の測定機器を含む。)の原理及び取扱方法について